北海道(3)大雪山2001年10月15日撮影



大雪山と言う山はない。次の六つの山の総称で、旭岳(2290m)、北鎮岳(2244m)、
白雲岳(2230m)、愛別岳(2112m)、赤岳(2078m)、黒岳(1984m)を指すとのこと。
北海道の中央部に位置して、早い時期から遅くまで雪に覆われる。今年は9月に初
冠雪を聞いた。層雲峡からは黒岳が近く、五合目までケーブルカーで行ける。私はツ
アーのオプションで朝食前にケーブルに乗って上がった。午前5時50分集合。朝早い
のには苦労しない。約一時間の行程だった。

ご来光を見ながらのケーブルカーで登って行く。層雲峡の谷間から
広い展望の世界へ抜けて行く感じがした。

ごめんなさい出たがり屋で。黒岳五合目のケーブルカー終点で、黒岳(別名「烏帽子岳」)を背に、
良い一眼レフを持っていた男性にシャッターを切って貰った。上手い構図で撮ってくれたので、自
分でも嬉しかった。カメラを差し出して撮ってもらう時は、私はなるべく良さそうなカメラを持っている
人を探して頼むことにしている。そのような人は、構図から、場合によっては望遠の調節までしてく
れてシャッターを切ってくれます。ところが、バカチョンカメラを持ったオバさんなんかに頼んだ日には、
構図は滅茶苦茶で、私が画面の隅のほうに写っていることがあった。しかも、ピントが合っていない
のです。デジカメはシャッターが通常のカメラとは違い、遅いので、シャッターを押して直ぐにカメラを
動かすと、あらぬ方向にずれて写るのです。なかなか他の人には頼みにくいカメラでもあります。

ケーブルカーの終点から500メーター位登って、リフトが続く。リフト乗り場の方角に向かう
途中でガスが這い上がって来た。やっぱり、高いところですね。直ぐに天候が変わる。

リフト乗り場までは誰も来なく。私ともう一人だけだった。リフト乗り場の通路は板場だが、
氷が張っていた。板場の下に雪が残っていた。もう直に冬仕舞いになることを告げています。

大雪山黒岳五合目の木彫り。昨夜の雨は、上では雪だったのですね。
白く霧氷のように凍てついてる。ここには私しか来なかった。

 

写真撮影に一番良かったポイントはケーブルカー終点(右の小さい写真の建物)の屋上でした。
左の写真は、その屋上から撮ったもの。但し、この場所は崖の上にあって層雲峡の谷が遥か
下に見え、足もすくむような位置であります。高所恐怖症の私には、落ち着かない場所でした。

下を望めば、遥か下に層雲峡が見えます。ケーブルワイヤーが真っ直ぐに降りています。
このケーブルカー終点の屋上は凍り着いていて、滑りやすいのです。怖いこと、怖いこと、
あぁ〜、いやだいやだ!!

旭川方面の展望。怖くて、手ブレしてます。早く、降りよっと!!

東方向に雲を抜いて、武利岳(1876m)が見えます。雲との組み合わせの
山が美しく見えますね。空が晴れて、良い色が出だした。

(「然別湖」へ続く)




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