山寺(山形市) 4部作 第2部
(2002年4月28日(日)撮影)
鐘楼
なかなか若い人が多い。
ここから、拝観料を払って階段へ。
岩山が石段に覆い被さる
途中の地蔵様
オートバイのミニチュア−が供えられている。オートバイ交通事故で亡くなった方へか。
「せみ塚」
松尾芭蕉の「おくのほそ道」の紀行文に、
山形領に立石寺(りふしゃくじ)といふ山寺あり。慈覚(じかく)大師
の開基にして、殊に清閑の地なり。一見すべきよし、人々の勧むるに
よりて、尾花沢よりとって返し、その間七里ばかりなり。日いまだ暮れず。
麓の坊に宿借り置きて、山上の堂に登る。岩に巌(いはほ)を重ねて
山とし、松柏(しょうはく)年旧(としふ)り、土石老いて苔滑らかに、
岩上(がんじょう)の院々扉を閉ぢて物の音聞こえず。岸を巡り、
岩を這ひて、仏閣を拝し、佳景寂莫(かけいじゃくまく)として
心澄みゆくのみおぼゆ。
閑かさや岩にしみ入る蝉の声
芭蕉翁の句をしたためた短冊をこの地に埋めて、
石の塚を立てたもので、せみ塚といわれている。
と説明版が出ている。尾花沢より戻って来てとあるが尾花沢は
40kmほど北になる。余程に達者な足の人だったのだ。
仁王門
頭の上に覆い被さるようだ。赤いもみじの若芽が秋もまた美しかろうことを偲ばせる。
参拝者の貼るお札。
デザインが良くないと顰蹙(ひんしゅく)を買いそうだ。
「相州・宇出居」(Woody)って言うのはどうかな?
いつも、何か良いことを書かれてますね。
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