山寺(山形市)
(2002年4月28日(日)撮影) 4部作の第1部
山寺の名で知られる宝珠山立石寺(りっしゃくじ)は比叡山延暦寺の別院で
その奇岩が織り成す山腹の杉木立の中を縫って続く千百余段の石段は、静寂に
満ちていて、心洗われる思いがします。
俳聖・松尾芭蕉がこの景観に感動し、名句を詠んだ雰囲気は今も伺える。
山形平野の東の面百山(1264m)の水を集めて流れる紅葉川に架かる橋を
渡る。そびえ立つ岩山を見上げる。
門前のみやげ物屋の並びを500mほど登り、根本中堂の山門前に出る。
記念撮影を撮るのに後が切れず続く。
国宝である天台宗立石寺根本中堂。
堂内には開祖・慈覚大師自らの作とされる本尊の薬師如来坐像の他、文殊菩薩
毘沙門天などが安置され、伝教大師が中国から比叡山に持ちかえった灯りが立石寺に
分けられて、今でも不滅の法灯として輝いている。 織田信長が比叡山延暦寺を焼き払うが、
ここまでは勢力が及ばず、延暦寺再建の時に、延暦寺にこの法灯を返納することが出来たとある。
招福布袋尊(しょうふくほていそん)
悪いところを触って拝むと直ると言われていて皆が触る。
小学校一年生ぐらいの子供が、招福布袋尊のお腹を見て「お母さんのお腹に似てる!」
まだ若いお母さん「そんなぁ・・・・・・・・・」
根本中堂横の水子地蔵があり、小さな地蔵様がいくつも並んでた。
日向を浴びていたが、日向を見なかった命に手向けられていた。
俳聖 芭蕉の句碑
拓本を採る人が多いと見えて、墨跡が残っている。
実際、この俳句が詠われた場所は石段を登った中腹の「せみ塚」のあるところ。
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