国東の古刹
(大分県:2001年10月)



羽田からANA機内
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大分空港からは佐賀のバスがツアーを受け持っていました。
このバスは前日は広島へ行っていたとかで、バス会社も競争が
厳しく、地元だからと言って安心しては仕事が来ないみたいですね





国東半島の古刹巡りです。最初は真木の大堂。中の仏像は非常に
立派なもので平安時代の作とか言われます。写真撮影禁止なので、
お見せできませんのが残念です。






隣のお堂には一体の仏像が外から見えました。これもなかなか
立派なものでした。奈良の新薬師寺の仏像の感じに似てました。
こんな田舎の小さなお寺なのに仏像は素晴らしいものが多いのです。





庫裏にあたるところに大きなポスターがありましたので、
これでも記念にと撮りました。






1日前にはとても寒い関東地方とは違って、まだ夏が残っていそうな日和でした。
半袖姿が正解の天候でした。のどかな国東半島の田舎です。






富貴寺というところです。半島のほぼ中心に位置してます。
薄い朱がかった土塀が緑の風景の中で一段と映えていました。






富貴寺の正面階段登り口。彼岸花も咲いている






階段右の道祖神に彼岸花が添えられたみたいに咲いていました。
のどかなりです。






階段を登りきって振り返ると、山門に掛かる銀杏の木々が木漏れ日を落としていた。






富貴寺の本堂。上から見ると、葉隠れの中に甍が光っている。
光陰の対比が綺麗でした。






本堂と山門の間の石段の脇にはご当地の五穀豊饒が売られていた。
竹の子の干物が並んでいた。聞くと、水に一晩漬けておけば馴染みの
竹の子に戻ると、おばさんが説明してくれた。
ところ変われば変わったものがあるものです。






本堂には平安時代の壁画が残されていまして、国宝だそうです。
光の浸入による劣化防止の為正面はいつも閉止されています。
横に回り、中に入る。国宝にしては、無用心な感じもしました。
悪い人がいないのでしょうかね。平穏ですね。






山門。両脇の阿吽の像は石作りです。






下の道路から眺めた時から気になっていた土塀です。
この位置からは素晴らしい光景です。この梅が咲く頃がまたいいのでしょうね。






大分県北部地方の山々。面白い形の山が多いのです。
宇佐市から望む耶馬溪方面です。






耶馬溪(青の洞門)にて、ツアーご一行様です。
写真屋さんの商売の前に、私がパチリ。






「青の洞門」立役者の禅海和尚銅像。

この人が他人を指揮して青の洞門を彫ったそうです。完成の後は、
通行料金を徴収していたそうです。菊池寛作の小説「恩讐の彼方に」では、
悪坊主禅海が敵討ちにここを彫っている時に見つかるが、
この仕事を終えるまで討つのを待って欲しいと頼み、彫り上げる。
彫りあがってみると、討つ方も、その善行に心打たれ、共に手を携えて喜んだとある。
実際とフィクションの違いはかなり大きいのです。






昔の道は右の崖の上を通っていたそうです。
絵になる場所です。
話にもなりましたが。

(「湯布院・阿蘇」へ続く)




 

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