王仁塚(わにづか)の桜(山梨県韮崎市神山、2004年4月4日(土)撮影)
桜は群をなして咲き揃う。それが他の春の植物を圧倒してしまう。
生き物を拒むような厳しい冬の時期を過ぎて、人々に優しい風景を
披露するかのように黙って咲く孤独な桜の大木だってあります。
国道20号線を諏訪湖に向かって走る長い谷に、そうした名木が
あります。韮崎の田んぼの中に生える「王仁塚(わにづか)の桜」。
雪を抱く八ヶ岳を背景に、優美な姿を見せていました。
朝7時頃に現地に到着。
兎に角、一枚撮ってみる。左下の石垣が、風情がないねぇ。
女性のカメラレディも結構居る。並ぶ皆のレンズ先を小走りに歩く。
八ヶ岳が雪を冠にして清清しい。
根元の紫色の花が可愛い。
山にポイント
カメラ撮影のポイントは、この方向しかない。
私の左には大きな高圧電線の鉄塔が聳え立っている。
あちこちに電線が空中を走っている。
石垣がなんとも味気ない。また、ガードレールも頂けないなぁ。
普段の生活の場所でもあるんでしょうが、観光資源としても考える
必要があるんじゃないでしょうか?これだけの良いものが価値が半分。
カメラマンの車ナンバーの地名は、関東、長野、北陸、中京。
枝振りがいいんですね。
王仁塚の桜から1km位北のところに、学校の校庭のようなところ。
八ヶ岳が似合う風景。
この日は大気中に水分も無く、塵もなかった。
絶好の天気でした。