伊予路・太山寺(たいさんじ)
園明寺(えんみょうじ)(松山市)・延命寺(愛媛県今治市)
(2003年4月30日撮影)


松山市の北側の丘にある太山寺には、それと言った目的もなく
選んだ霊所だった。太山寺山門と本堂の間には1km近い距離が
ある。それと知っていれば、奥までまた車を走らせるのだか、ゆっくりと
坂道を歩いて登った。私は、神社仏閣は何処でも、なるべく最初の大鳥居
や山門から本殿までは歩いて参ることをするようにしています。そうする
ことによって、その寺社の造られた意向が少しでも解るように思えるからです。



第五十三番霊場 太山寺山門

今立っている右に車が2〜3台止めれる場所があるので駐車した。
この山門の右側が大きな車も通れる通路にはなっている。




「もくもく  もりあがる 雲へ あゆむ」  山頭火

この字は山頭火の自筆を碑にしたものです。
山門から100mほど登った道路の右側にあった。
そうだった、山頭火のこの詩は太山寺で詠まれたものだったことを思い出した。
松山に来て住むようになって、夏の日に山頭火が太山寺に参拝した時の詩だ。
入道雲が湧き上がる暑い夏の日であったんでしょう。山頭火自身も参拝するために
この坂道を登って行った時、編み笠を持ち上げて見上げた空なんだ。
自らもあの雲のように昇華して行く思いだったのでしょう。



車で奥まで行ってたら見逃した歌碑だ。山頭火に不意に逢えたような思いがした。





本堂






もみじの勢いがいい












鐘楼






登ってきた坂道の脇には旧家がある。






お遍路さん






山門よりの門前通り風景






太山寺から3km位の第五十三番霊場 園明寺(園明寺)山門

ここは平地の村落の中にある。





園明寺境内






第五十四番霊場 延命寺山門






延命寺山門
つつじの手入れが行き届いている。






山門を通しての境内







延命寺





    

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