05雪の金沢(2005年2月26日(土)撮影)1/2

金沢は四季それぞれに季節をうまく映し出すことが出来る街だと思う。
なかでも、冬の美しさを醸し出すことについては、生活の中に雪の美しさを
文化的にまで昇華させている風土が伺える。永い伝統の息づく街に降った
雪を見に行きました。地球温暖化の所為か、雪の降ることが少なくなった
近年に珍しく、待ってていてくれたかのような新雪が積もりました。
早朝から、待ちかねた子犬のように金沢を歩き回りました。





石川近代文学館

こうした名前として使われる前には、ここは金沢大学理学部の校舎だった。この建物は明治の建物で、
旧制第四高等学校の校舎として建てられました。赤レンガ創りの明治時代の建築は、歴史的にも重要な
ものとなってきた。私は、ここで物理学の講義を受けましたが、繁華街の香林坊が隣で、何かとそちらの
方角が気になりながら、実に入らないことが多かったように思います。反省は、もう少し早かったらとも。






雪が降りしきる






瓢池(ひさごいけ)

立ち木に積もった雪が、ふわ〜と落ちた。早朝で足跡もない。




百間掘通り

兼六園と金沢城の間にある空堀




徴軫燈籠(ことじとうろう)

形が琴の糸の張り具合を調整するための琴柱(ことじ)に似てることから
この名前が出来たとも、またここの霞が池(かすみがいけ)を琵琶湖と
見た時の京から見て越路(越前、越中、越後)の入り口にあたる場所
にあることから「ことじ」(越路)と呼んだとも言われている。蛇足ですが
加賀は後に越前から別れて名付けられた地名です。
ともあれ、雪が降り止んでから撮った方が良かったかなぁと後で思いました。





松の雪吊りも丹精込めて張られてる





雪で静けさが、より一層深まる











内橋亭


  (2/2)へ

[PR]動画